「もぐらのアバンチュール」
その名を聞いたことがあると言う方はあまり多くないかもしれません…。
もぐらのアバンチュールは、日本のテレビで初めて放映されたアニメと言われています。
そんなもぐらのアバンチュールとは、どんなアニメだったのでしょうか。
もぐらのアバンチュールとはどんなアニメ?
こちらでは下記の2項目についてまとめました。
⑴もぐらのアバンチュールは完全カラーアニメ!
⑵2013年にもぐらのアバンチュールのフィルムを発見
もぐらのアバンチュールは完全カラーアニメ!
(画像はイメージです)
もぐらのアバンチュールは、1957年に日本テレビで初の単発アニメ作品として放送されました。
内容は、もぐらのクロちゃんが夢の中でロケットに乗って火星に行き、様々な出来事と遭遇…と言う、ほのぼのとしたストーリー。
放送時間は約9分程度と短めで、切り絵のような作品になっているのが特徴です。
また、もぐらのアバンチュールは、初めて放送されたアニメにも関わらず、カラーで描かれているのが凄いですね。
2013年にもぐらのアバンチュールのフィルムを発見!
もぐらのアバンチュールは長年フィルムの存在が確認されていなかった為、本当は放送されていないと思われていました。
ですが、放送当時の1957新聞を確認してびっくり…テレビ欄にもぐらのアバンチュールの名称がはっきりと残っていたのです。
その後2013年、アニマックスの番組「TVアニメ50年の金字塔」の制作過程で、日本テレビ・生田スタジオでフィルムが発見されました。
1958年に放送されたもぐらのアバンチュール
テレビアニメはその後、鉄腕アトムなどに繋がっていきますが、白黒より前にカラーが放送されていたなんて誰も考えていませんでした。
1話完結型とはいえ、音楽やセリフもあり、クオリティも高めです。
間違いなくもぐらのアバンチュールは、テレビアニメの先駆けとなった作品と言えるでしょう。