日本で初めて発売された家庭用ゲーム機はカラーテレビゲーム15。
そして、海外で初めて発売された家庭用ゲーム機は「マグナボックス・オデッセイ」
こちらの記事ではオデッセイで統一させていただきます。
では、オデッセイとは、一体どんなゲーム機だったのでしょうか?
今回は、世界で初めて販売された家庭用ゲーム機「オデッセイ」について解説していきます。
日本で販売されていなかった「オデッセイ」
こちらでは下記の2項目についてまとめました。
(1) 1972年に発売されたオデッセイ
(2)「オーバーレイ」を使って雰囲気を変える!
1972年に発売されたオデッセイ
オデッセイは、1972年に当時の大手家電メーカー、マグナボックス社がアメリカで発売。
世界初の家庭用ゲーム機として注目をあびました。
価格は、100ドル(日本円で約3万6000円)。しかし、日本での発売はありませんでした。
そして、1982年にコートン・トレーディング・トイタリー・エンタープライズからオデッセイ2が発売。
ちなみに、こちらは日本でも販売されています。
発売当初は49800円でしたが、後に、29800円に値下げされました。
(2)オーバーレイを使って雰囲気を変える
オデッセイは、パドルコントローラーという円形のつまみをひねって画面を操作するコントローラーを採用。
画面上に表示される四角を動かして遊びます。
更に、ゲームの雰囲気を変える「オーバーレイ」と言われる透明な板を使用。
その板には背景が描かれており、テレビ画面に貼り付けることで、ゲームの雰囲気を良くするものでした。
様々な工夫をした「オデッセイ」
当時の技術では、ゲームに工夫をこらすのは、至難の業。
オデッセイには、おもちゃの紙幣などが附属品として使用されていたことから
ビデオゲームと言うより、オセロなどのボードゲーム感覚で遊ぶ人が多かったようです。
しかし、約40年以上も昔のゲーム機「オデッセイ」
値段もかなりの高額だったことから、幅広く支持されてはいなかったようですね。