徳川家康と言えば江戸に幕府を開いた、徳川家初代の将軍です。天下人となった家康ですが、その食生活は意外にも粗食。
簡素な食事で、浮いた食事代は戦の貯えにしていたそうです。家康の意外な一面を見た気がしますね。
好んで食べていたのが麦飯。薬も自分で調合するなど、まさに人一倍健康に気を使う「健康オタク」でした。
今回は、そんな徳川家康の長寿の秘訣について考察していこうと思います。
長寿の秘訣は麦飯と薬
ここでは、下記の2項目についてまとめました。
(1)栄養満点の麦飯
(2)自ら薬を調合
(1)栄養満点の麦飯
幼少期を今川家の人質として、今川館で過ごした徳川家康。人質と言う立場はとても心細いものでした。
そんな、家康の食生活を覗いてみますと、意外にも「麦飯」を好んで食べていたんだとか。
麦飯は、ビタミンB1や、カルシウムが豊富。後に出世した家康は、麦飯を変えることなく、ずっと食べ続けていたそうです。
安価でしかも栄養満点。そんな麦飯なら、食べたくなる気持ちも理解できますね。
(2)自ら薬を調合
良く大河ドラマなどを観ていると、家康自身が薬を煎じているシーンを見かけたことがありませんか?
家康は、駿府御薬園と言う自らの薬園を持ち、4200坪の敷地内で、多くの薬草を栽培していました。
薬剤の専門書「和剤局方(わざいきょくほう)」を熱心に勉強していたそうです。
天下を取るには長寿が第一!
徳川家康の天下を取る秘訣は長生きすること!自分が病気になると、自ら薬を調合して飲んでいました。
天下人になるためには、健康で病気をしないことが一番。
そんな家康だからこそ、「人生50年」の時代に75歳まで生きることができたのでしょう。