前回のあらすじ⇨(1)漫画「センゴク」の主人公・仙石秀久!鈴鳴り武者の異名を持ち蕎麦にも流通した武将
高野山で幽閉生活を送っていた仙石秀久。小田原征伐では、鈴を付けた陣羽織を着て登場。
馬印は「無」 派手な出立ちで現れた秀久は、自らの存在をアピールします。
大名に復帰した仙石秀久
ここでは、下記の2項目についてまとめました。
(1)小田原征伐で活躍!
(2)小諸蕎麦を開発
(1)小田原征伐で活躍!
豊臣秀次(豊臣秀吉の甥)の軍に派遣された秀久は、小田原城の出城である山中城を攻めました。 (※出城とは、本城を守るため築かれた城)
この戦いで武功を挙げた秀久は、豊臣秀吉から武勇を認められます。
そして、小諸城主(現在の長野県小諸市)となり、5万石を与えられました。
陣借りとして戦に参加した秀久は、異例の大名復帰を果たしたのです。
(2)小諸蕎麦を開発
豊臣秀吉死後は、小田原征伐での陣借りの恩を感じていた、徳川家康に与します。
後に、小諸藩主となった秀久は、小諸の名産品「蕎麦」に注目。
そして丸い蕎麦を食べやすくしようと、蕎麦切りを提案。こうして、現在食べられている細長い蕎麦、小諸蕎麦が誕生したのです。
徳川秀忠の家臣として出世
家康死後は、徳川第2代将軍・徳川秀忠に仕え秀忠付きと言う名誉職を与えられます。
改易処分となった秀久が、ここまで出世をするとは誰も予想しなかったでしょう。
幽閉されても、復帰のチャンスを待ち、鈴鳴り武者として登場した仙石秀久。
蕎麦を通して、領民と親睦を深めた秀久は、仙石さんの愛称で親しまれたそうです。