織田信長から、「人形のように可愛い二人」と言われた細川忠興と妻の細川ガラシャ。
まぁ、それは結婚当初15歳の頃・・ しかし、年月が経ち蓋を開けてみると、実際は破天荒な夫婦関係でもあったようです。
今回は、そんな二人にまつわる逸話を紹介していきましょう。
やられたらやり返す!
ここでは、忠興とガラシャのちょっと怖い逸話を二つ取り上げます。
1.血の付いた着物を着続けた
2.首を前に平気で食事
1.血の付いた着物を着続けた
ある日、屋敷で仕事をしていた庭師の視線がガラシャに釘付けに。 忠興は、その庭師が、ガラシャを見ている?と激しく激怒!
そして、何と庭師を手討ちに。 更に、刀に付いた血をガラシャの着ていた着物で拭うと言う異常行動。
すると、それに反発するかのように、その着物を何日も着続けるガラシャ。 さすがの忠興も、ガラシャに着替えるようにお願いしたんだとか。
忠興の行動も異常ですが、ガラシャは何て肝の据わった女性なんでしょうね。
2.首を前に平気で食事
食事中、お椀の中に髪の毛が入っていることに気付いたガラシャ。忠興に見つからないように、こっそりと髪の毛を取ろうとします。
しかし、事すでに遅し。それに気付いた忠興は、何と料理人の首を跳ね、ガラシャの目の前に首をドン。
ところが、ガラシャは一切動じず、平気な顔で食事を続けたのです。
これにはさすがの忠興も、「お前は蛇のような女だな」とガラシャに嫌味をタラタラ。
するとガラシャは、「鬼の女房には蛇のような女がお似合い」と切り返します。
あー言えばこう言う細川ガラシャでした。
やはり似た者同士だった忠興とガラシャ
これまでの逸話を見てみると、かなりやばい夫婦関係に思える忠興とガラシャ。
戦国一の美女と言われ、キリシタンであったガラシャですが、一部では激しい性格だったとも言われています。
しかし、キリスト教を崇拝するようになり、徐々に穏やかになっていったようです。
忠興の異常な行動も、ガラシャが好きすぎて、気持ちを押さえることが出来なかったのかもしれませんね。
それだけ、ガラシャが魅力的な女性だったのでしょう。